住まいへの考え方
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私達夫婦は和風やアジアンの雰囲気がとても好きです。
折角新築するのですから、完成したマイホームのインテリアを
「あんなテーマや、こんなスタイルにしたい!」
と思い描いて実現したいと誰もが思うはずです。
では、どうやって和風やアジアンの雰囲気をだすのか?と言う事になるのですが、実際に家自体の構造でいくらでもスタイルをアピールする事は可能だと思います。
和風でいえば、格子状の仕切りをつけるとか、おもいっきり木肌が見えるような民宿や旅館のように造ってもらうとか、半月型の垂れ壁をつけるetc...
考え始めるとキリが無いほど、そのアピールの方法は様々です。
ですが和風に限らずプロバンス・トラディショナル・アジアン・ナチュラルなど、そのインテリアスタイルは家を建てる夫婦の今現在の趣味
であり、10年後・20年後の自分達は同じインテリアの趣味のままなのでしょうか?
少なくても私達の趣味は将来変わっているかもしれませんし、またライフスタイルも当然変化していると思います。
そう考えた時、どれかのスタイルに偏った構造で家を造ってしまったら将来変更するのは困難になるかもしれません。
おもいっきり洋風な構造の家を建てて20年後和風に変えたいと思った時、きっとまとまりのあるインテリアでは無くなってしまうと思います。
無理なレイアウトや家具・ソファーのチョイスでバラバラなインテリアが出来上がってしまうと思います。
また、家族構成やライフスタイルが変わった時、大空間の住まいもいいですが年を重ねた夫婦が二人で暮らすのに快適であるとは考えにくいのも事実です。
そう考えた結果構造自体はシンプルに、居住性を最優先し家具や小物でインテリアの雰囲気を楽しもうと言う結論になりました。
家具選び
上に書いた様な考え方で家作りを進めていったわけですが、図面が出来上がってそのあと色決め等が始まった段階でそれを先行する様にして家具を選んでいきました。
家の中に使われる素材やその色など、好きなものを決めて行きほとんどの事が決まってから家具やカーテンなどを決めていくのが普通なのかもしれません。
ですがインテリアをトータルでコーディネイトしようとした時、この決め方では必ず家具を妥協しなくてはいけなくなる様な気がしました。
「この家具が気に入ったけどうちの家には似合わないかもしれない。」
「いい家具が見つかったけど、うちのフローリングや建具と色があわないかも?」
といった問題がでてくるような気がしていました。
「色決めで決めた家の中の物や色に合わせた家具選び」
をするのではなく
「気に入った家具と家の室内、両方を合わせて考える」
事で本当にまとまりのあるインテリアになると思ったからです。
その為私達は建具や家具の実際の材料をもって家具屋さんやインテリアショップ、雑貨屋さん等を走り回ってこれだと思える家具が見つかるまで探しまわりました。
じつは電話台だけがどうしても気に入る物が見つからず、あまり目立つ物でもないからと妥協して通販で安物を頼んだのですがこれが大失敗!!
結局、後に新たに別の物を買うハメになってしまいました。
我が家のリビングには家具といってもダイニングテーブル・テレビボード・ソファー・電話台くらいです。
少ない家具ですから一つでも妥協すると折角のコーディネートが台無しになってしまう事を身をもって勉強させられました。
照明選び
我が家の天井高は2600mmです。
折角高い天井にするのですから、上から大きな照明がぶら下がったりしていたら空間を圧迫するのでは?
という考えから
我が家の照明
は、ほとんどダウンライトとなっています。
一言にダウンライトと言ってもその種類は様々ですが、とくに私がこだわったのは四角い形である事です。
ですのでリビングの照明はダウンライトも含めて全て四角い物になっています(トイレまでも)。
主照明は天井直付けで厚み5cm以下の薄型ですし、ここにもウォルナット色の使われたものを選んでいます。
なのでリビングの天井にはほとんどデッパっているものがありません。
おしゃれなショップなどにいくと天井が高くとても開放的で洗礼された印象を受けると思います。
では反対に天井からいろんなものがブラ下がっているようなショップに行くとどうでしょうか?
どこがゴチャゴチャしていて狭苦しく、散らかっている印象を受けると思います。
せっかくの空間を台無しにしていると感じますし・・・
こんな印象を持っていた私達は、とにかく照明はぶら下げる物は付けないと決めて選びました。
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